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#14 J・M・クッツェー「ガラス張りの食肉処理場」 〜それでも肉を食べますか?

#14 J・M・クッツェー「ガラス張りの食肉処理場」 〜それでも肉を食べますか?

From翻訳文学試食会


#14 J・M・クッツェー「ガラス張りの食肉処理場」 〜それでも肉を食べますか?

From翻訳文学試食会

ratings:
Length:
40 minutes
Released:
Jan 11, 2023
Format:
Podcast episode

Description

【この作品が入っている本】J・M・クッツェー『モラルの話』(くぼたのぞみ訳、人文書院、2018年)

【作家のプロフィール】1940年、ケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得。英国のコンピュータ会社で働きながら詩人をめざす。65年、奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ、サミュエル・ベケットの文体研究で博士号取得。68年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ヴィザがおりず、71年に南アフリカに帰国。以後ケープタウン大学を拠点に米国の大学でも教えながら、初小説の『ダスクランズ』を皮切りに、南アフリカや、ヨーロッパと植民地の歴史を遡及する、意表をつく、寓意性に富んだ作品を次々と発表し、南アのCNA賞、フランスのフェミナ賞ほか、世界的文学賞を数多く受賞。83年の『マイケル・K』と99年の『恥辱』では英国のブッカー賞を史上初のダブル受賞。2003年にノーベル文学賞を受賞。オーストラリアのアデレード在住。

【今回のトピック】クッツェー『夷狄を待ちながら』/同『エリザベス・コステロ』/カーニズム(肉食主義)/ヴィーガニズム/奴隷制/女性差別/家父長制/内澤旬子『世界屠畜紀行』/佐川光晴/上原善広『日本の路地を旅する』/角岡伸彦『ホルモン奉行』/自民党/立憲民主党/石牟礼道子『苦海浄土』/クッツェー『恥辱』/動物の福祉/台湾素食/昆虫食
Released:
Jan 11, 2023
Format:
Podcast episode

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翻訳された海外の短編小説を毎回1編読んで、関西のおっちゃん2人がやいのやいのしゃべるポッドキャストです。話題の新作から古典的名作、怪作・珍作までいろいろ味見していきます。次に読む本選びのきっかけに、外国文学についてのトリビアの仕入れにご活用ください。毎週水曜20時に更新します。 【パーソナリティ】 大東和重(おおひがし・かずしげ) 比較文学者(日中比較文学)。兵庫県出身。好きな小説はバルガス=リョサ『都会と犬ども』、ゾラ『制作』、伊藤整『若き詩人の肖像』 干場達矢(ほしば・たつや) 勤め人。大阪府出身。好きな小説はスティーヴン・キング『クージョ』、トレヴェニアン『ワイオミングの惨劇』、デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』