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【ソクラテス3】ソクラテス先生が指摘した「多様性の時代」の落とし穴⁉︎「みんな違ってみんな良い」の何がダメなの?#8

【ソクラテス3】ソクラテス先生が指摘した「多様性の時代」の落とし穴⁉︎「みんな違ってみんな良い」の何がダメなの?#8

From日本一たのしい哲学ラジオ


【ソクラテス3】ソクラテス先生が指摘した「多様性の時代」の落とし穴⁉︎「みんな違ってみんな良い」の何がダメなの?#8

From日本一たのしい哲学ラジオ

ratings:
Length:
34 minutes
Released:
Aug 25, 2023
Format:
Podcast episode

Description

ソクラテス編の第3話です!

前半は、弁論術の教師であるソフィストをソクラテスが徹底的に批判した理由を考えます。ソクラテスは「みんな違ってみんないい」「価値観は人それぞれ」という言葉で表される相対主義を問題視しました。

現代では、このような考え方は「多様性(ダイバーシティ)」と呼ばれ良いことのように思われますが、なぜソクラテスはそれを批判したのでしょうか?後半は、無実の罪で告発されたソクラテスが裁判で語ったリアルな言葉を、一緒に見ていきましょう。裁判員たちにケンカを売ったソクラテスですが、もう少し違ったことを言っていれば、死刑にならずに済んだかも・・・?そんなことを想像しながらお聞きいただくとおもしろいと思います!
                       
▼公式Twitterはこちら
https://twitter.com/tanotetsu
感想などを「#たのてつ」でツイートしてもらえると泣いて喜びます!

【目次】
0:00 弁論術の教師ソフィスト
3:24 ソクラテスが恐れたのはソフィストの「相対主義」
7:54 ソクラテスは「真理」や「普遍的な価値」を探求した
12:10 「みんな違ってみんないい」はなぜ危険?
17:26 ソクラテスは絶対主義でも相対主義でもなかった?
19:18 「濡れ衣」で告発されたソクラテス
22:28 ソクラテス裁判には500人の裁判員がかかわった?!
25:12 法定でソクラテスがアテネ人にケンカを売った言葉
30:39 評決の結果;たった◯票差で死刑が確定した
32:42 エンディング

【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『ソクラテスからの質問 「価値は人それぞれ」でいいのか』 根無一信
https://amzn.asia/d/13ek5S5 
しながわの京都大学時代の先輩の著作。とても身近な例を挙げながらソクラテスの思想をわかりやすく説明してくれているので、はじめの一冊におすすめです!

『プラトンの哲学』(岩波新書)  藤沢令夫
https://amzn.asia/d/8bxnfPe
プラトンだけでなく、その師であるソクラテスの思想の核もわかりやすく解説。プラトンとソクラテスの思想を知るのにオーソドックスな一冊。

『ヨーロッパ思想入門』 (岩波ジュニア新書) 岩田靖夫
https://amzn.asia/d/iBstLdj
「ジュニア新書」とはいえ、内容はとても濃い本です。古代ギリシア〜現代までの主な哲学の思想を概観できるので、「哲学のおもしろさ」をダイジェストで知るのにもよい一冊です。

◯その他の参考文献
『ギリシア哲学30講 人類の原初の思索から(下)』日下部吉信
https://amzn.asia/d/cnUYm1G

『ソクラテスの弁明』(光文社古典新訳文庫)  プラトン, 信留納富
https://amzn.asia/d/c7DqSr4

『メノン―徳について』 (光文社古典新訳文庫) プラトン, 渡辺邦夫 
https://amzn.asia/d/gbwvmCp

『哲学の誕生: ソクラテスとは何者か』 (ちくま学芸文庫)  信留納富
https://amzn.asia/d/7UVU85y

『ギリシア哲学史』 信留納富
https://amzn.asia/d/5ugO2qY

『哲学の歴史〈第1巻〉哲学誕生―古代1』内山勝利 (編)
https://amzn.asia/d/h9qC4j0

【おたよりお待ちしています!】
ご意見や誤りの指摘、二人への質問や要望は、コメント欄か下記「おたより箱」からいただけますと幸いです。
▼おたより箱
https://forms.gle/Rv7YPGDb9LobiTMd8
※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。                                                                                  

【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。
バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。
年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。
しかし大学で学ぶ哲学にはなかなか興味が持てず、法学部に転部。司法試験に合格し、大手法律事務所で弁護士として働く。『日本一やさしい法律の教科書』など、法律の入門書を3冊出版。
現在は(株)LiBでキャリアに関わる仕事をしつつ、(株)COTENの歴史調査チームで歴史や思想の調査にも従事。ビジネスパーソンや経営者向けのコーチとしても活動中。 
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 https://musmus.main.jp/
Released:
Aug 25, 2023
Format:
Podcast episode

Titles in the series (45)

元弁護士で株式会社COTENの歴史調査チームにも参画している「しながわ」と、NHK紅白歌合戦にも出場したAqua Timezのドラム担当「タッシー」が、なぜか哲学について楽しくわちゃわちゃ学んでいく番組です。(YouTubeとPodcastで配信しています) 「大事そうなのはわかるけど、とにかく難しそう」なイメージのある哲学を色々な角度から紹介しつつ、素人なりに「ここはおもしろい!」と思ったポイントについて二人で語り合っていきます。 ▼公式Twitterはこちら https://twitter.com/tanotetsu 感想などを「#たのてつ」でツイートしてもらえると泣いて喜びます!