「地域共生のいえ」とは、建物の所有者が自宅や建物の一部を地域へ開放して行うまちづくり活動である。誰もがいきいきと安心 して住み続けられる「地域共生のまち」の実現を目指し、世田谷トラストまちづくりが2004年に制度を開始した。2021年4月には 21カ所にまで増え、所有者の想いに応じた多様な居場所が拡がっている。
「空き家等地域貢献活用相談窓口」とは、世田谷区が区内にある空き家等(空き家、空室、空き部屋)を地域資源と捉え、空き家等 の地域貢献活用を目的として2013年に開設した相談窓口である。地域共生のいえでの実績を評価された世田谷トラストまちづく りがこの窓口業務を担っている。オーナーと活用団体とのマッチングにより、2021年4月には17カ所にまで増えた。
取材に訪ねた「ふくふくのいえ」は、2016年度の空き家等地域貢献活用モデルとして区の助成を受け耐震などの改修を行い誕 生した。ほどなく、地域共生のいえにも登録。世田谷トラストまちづくりが引き続き広報支援などを行っている。月曜日から金曜 日の10:00 ~ 15:00在宅子育て中の親子に開放されており、第4土曜日の10:00