リソルの森で実現する CCRCと産学連携
Realize CCRC and industry-academia collaboration in Resol Forest.
【出席者】
湯田幸樹氏 リソル総合研究所株式会社代表取締役社長・リソルホールディングス株式会社グループ上席執行役員
岩崎 寛氏 千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻環境学コース准教授
花里真道氏 千葉大学予防医学センター准教授
【進行】
田島翔太氏 千葉大学大学院国際学術研究院助教・株式会社ミライノラボ代表取締役CEO
今号で紹介した「グランヴォースパヴィレッジ」は、複合リゾート「リソルの森」の施設のひとつである。そのリソルの森は今、「CCRC(※1)」の実現 に事業として取り組んでいる。その取り組みは「OPERA(※2)」を活用した産学連携により推進されている。このCCRCは耳新しい言葉であるが、こ れからの高齢化社会において豊かな暮らしを実現する上で大事な言葉である。リソルの森の取り組みを事業者代表として湯田幸樹氏、産学連携事 業として開発に携わる千葉大学の岩崎寛氏、花里真道氏、田島翔太氏による座談会を通して掘り下げてみたい。座談会はWebによるリモートで行 われた。(編集部)
(※1)Continuing Care Retirement Communityの略。高齢者が健康な段階で入居し、終身で暮らすことができる生活共同体のことで1970年代に米国で始まった。日本においては主 体的に地域コミュニティーに参加し他世代と交流するなどアクティブに暮らすことで、できる限り健康長寿を目指すことを言う。
(※2)産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム。Program on Open Innovation Platform with Enterprises, Research Institute and Academiaの略。OPERAは科学技術 振興機構(JST)が公募し実施する事業のこと。千葉大学は千葉大学名で応募した案「Well Active Community/WACo」が2018年に「共創プラットフォーム育成型」として採択された。
複合リゾート施設「リソルの森」
田島翔太氏(以下、田島。敬称略) リソルの 森と千葉大学は産学連携でCCRCの事業に
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