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坂田豊光 ドル・円・ユーロの正体―市場心理と通貨の興亡の著者【講演CD:「ドル・円・ユーロの正体」~基軸通貨なき時代が来るのか~】
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坂田氏は外資系銀行などを経て金融アナリストとして活動するとともに大学でも外国為替論や国際投資論を教える。
講演ではドル・円・ユーロの実態を国際経済・金融面から浮き彫りにし、将来それぞれ基軸通貨としての役割を果たせるかどうかを展望した。
ドルについては「一定の基軸通貨として当分続くだろう」と予測。
アメリカと新興国との関係の強さやドルに代わる国際通貨が存在しないことを理由に挙げた。
さらにアメリカの政治的、経済的、軍事的な背景もドルを基軸通貨として支える要因だとみる。
円については外国為替市場での円取引は9%(ドル43%、ユーロ23%)と低く「国際通貨としての力はない」と言い切った。
その背景には円がアジア地域でも「基軸通貨になっていない」現実も見逃せないからだ。
また日本の経常収支が一時期の大幅黒字から減少傾向に転じて今後数年以内には赤字に転落する懸念も強く、円の基軸通貨への道を狭めている。
一方、ユーロはギリシャ、スペイン、イタリアなど南欧各国の債務危機で加盟国の結束の乱れを露呈して国際基軸通貨としての絶対的な信認が得られていないとみる。
特にユーロ導入の際に加盟各国が物価の安定と為替相場の安定を最優先し「財政規律のタガを緩めた」ことも今日の債務危機の背景にあると分析。
ただ「将来は基軸通貨となり得るかもしれない」と期待を寄せた。
中国の人民元は将来基軸通貨となるにしても「周辺国との取引に限定されるだろう」と展望した。
講演ではドル・円・ユーロの実態を国際経済・金融面から浮き彫りにし、将来それぞれ基軸通貨としての役割を果たせるかどうかを展望した。
ドルについては「一定の基軸通貨として当分続くだろう」と予測。
アメリカと新興国との関係の強さやドルに代わる国際通貨が存在しないことを理由に挙げた。
さらにアメリカの政治的、経済的、軍事的な背景もドルを基軸通貨として支える要因だとみる。
円については外国為替市場での円取引は9%(ドル43%、ユーロ23%)と低く「国際通貨としての力はない」と言い切った。
その背景には円がアジア地域でも「基軸通貨になっていない」現実も見逃せないからだ。
また日本の経常収支が一時期の大幅黒字から減少傾向に転じて今後数年以内には赤字に転落する懸念も強く、円の基軸通貨への道を狭めている。
一方、ユーロはギリシャ、スペイン、イタリアなど南欧各国の債務危機で加盟国の結束の乱れを露呈して国際基軸通貨としての絶対的な信認が得られていないとみる。
特にユーロ導入の際に加盟各国が物価の安定と為替相場の安定を最優先し「財政規律のタガを緩めた」ことも今日の債務危機の背景にあると分析。
ただ「将来は基軸通貨となり得るかもしれない」と期待を寄せた。
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