「こくベジ」誕生
国分寺市は平成27年度(2015年)に国の 「地方創生先行型交付金」を活用した観光振 興を目指す事業を立ち上げました。この事業 を委託した事業者であるリクルートさんが 国分寺市における観光の動向分析を行った ところ、来街者が市内に滞在する平均時間 が3時間という分析結果が出ました。その結 果から来街者にもっと長く滞在していただく ためにと同社から提案されたのが、ご当地メ ニューをつくり食べてもらうことで滞在時間 を延ばすという案でした。つまり「食」に注目 したということです。
そこで、「食」を通じて来街者にいろいろ なところで様々な交流をしてもらい交流人口 を増やし、最終的には定住していただきたい という大きな目標を掲げました。さっそくご 当地メニューをつくるにあたり、地場産の野 菜を使って統一的なメニュー提供ができな いかを市内の農家や飲食店等を交えて協議 を始めました。
ところが飲食店は和食もあれば洋食もあ り、飲食店ごとにさまざまなスタイルもある ことから統一のメニューづくりは難しいとい う判断になり、ご当地メニューの考え方から 方向性を変えなければいけなくなりました が、そのきっかけとなったのが「ぶんぶん ウォーク」でした。
「ぶんぶんウォーク」はすでにその活動を 通じて市民を巻き込んだ、まちを一体化するようなイベントを開催していましたのでその