WATERS takeshiba 計画概要
本プロジェクトは、約23,000 ㎡のJR東日本の 事業用地において、既存の劇場(自由劇場)を残し ながら、経年したホテル、社宅、劇場、事務所を、 ラグジュアリーホテル(メズム東京、オートグラフ コレクション)・オフィス・商業施設(アトレ竹芝)・ 劇場(JR東日本四季劇場[春[]秋])からなる複合施 設に建替える都心の開発計画である。
“つぎの豊かさを生み出すまち”をビジョンに掲 げ、既存の5棟の建物をタワー棟、シアター棟、 パーキングの3棟に集約化、高層化することで、 魅力ある広場や沿道部の賑わいを創出し、これま で劇団四季と共に培ってきた文化・芸術の発信拠 点の機能を核に、水辺には、広場と連続した船着 場、干潟を整備することで新たな舟運や水辺のアクティビティを生み出し、計画地の高いポテン シャルを最大限に活かした、新しいまちづくりを 目指している。
現代の庭園建築としてのlayered terrace
計画地は東京湾に囲まれ、眼前に浜離宮恩賜 庭園が拡がるとともに、周辺には旧芝離宮恩賜庭 園や増上寺等の歴史的資源にも恵まれた、都心 でも珍しい豊かな水と緑を感じられる場所であ る。また、浜離宮の背景として立ち並ぶ汐留の超 高層群を臨む風景は、水と緑だけではなく、江戸 と東京という歴史のコントラストを感じられる稀 有な特徴を有する場所でもある。