ZOOMを使ったU2W主催のクロストーク開催 文・写真=LAGS (Landscape Architecture Group Studio)
モデレーター:保清人(ロスフィー)、福岡孝 則(東京農業大学) 主催:U2W LA35*Radio 共催:LAGS
JLAU(一般社団法人ランドスケープ アーキテクト連盟) IAKS Japan(国際余暇スポーツ施設 協会日本支部)
U2W「ユー・トゥー・ワールド」とはメルボルン、サンフランシスコ、トロント、シェ フィールド、ケープタウン、など変化の真っ只中にある世界で、ランドスケープや屋外公 共空間のデザインに取り組む若者たちが、体で感じる「今」を共有し、これからの時代の 「自然と生きる都市」について考えるクロストークのプラットフォーム。 2020年6月20から8月22日まで10回開催の内8回を紹介。 LAGSのホームページより抜粋(https://www.lagroupstudio.com/)
中島悠輔さん 愛知県出身
幼少期をオーストラリアのシドニーで過ごす。 東京大学農学部にて生態学を学んだ後に東京大 学大学院工学系研究科にて都市工学を学ぶ。 現在は、メルボルン大学でLandscape Architectureを勉強中。Facebookグループ「ラ ンドスケープを学びたい人の井戸端会議」管理人。
ランドスケープを学ぶきっかけ
幼少期をシドニーで過ごし、日本に帰国したこ とをきっかけに“環境”に興味を持ち始めた。
“環境”に対する興味から生態学を学ぶうちに、 自然のある空間づくりに興味があることに気が付 いた。都市工学を学び設計に触れ、1年間のイン ターンを経て、幼少期を過ごしたオーストラリア へ留学。
メルボルンのランドスケープ
オーストラリアのランドスケープは野生性と多 文化性と言った特徴があるように感じる。西洋人 が入植した時代に、開発のため自然に分け入り冒 険した歴史があることからか、野生的な自然を楽 しむランドスケープデザインが好まれる。
また、街を歩くとイギリス式庭園風の景観やア ボリジニのモニュメント、アジア的なグラフィティ が見受けられ、屋外空間からも多文化性を感じる ことができる。
メルボルンの街には、多文化交流や文化発信 を目的とした広場も多数あり、様々な国の文化イ ベントが日常的に行われている。
メルボルン大学での授業
メルボルン大学ではMaster of Landscape Architectureの3年コースを取っており、1年目は ソフトウェアなどの使い方や基礎生態学、2年目 は理論や歴史、3年目は応用的な生態学や卒業制 作を行う。
メルボルン大学で学ぶランドスケープ
メルボルン大学のデザインスクールは表現力や 発想の柔軟さを養うトレーニングが少ない一方、 論理性を重視する点が特徴的。スタジオでは「形 の背景にある論理」を問うコメントを何度ももらっ た。また、1 ~
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