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菅沼光弘【講演CD:誰がこの国の権力中枢を握るのか】
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菅沼氏は大学生時代、旧日本陸軍で対ソ情報活動に携わった一人の人物との出会いが、後に公安調査庁で情報収集活動に取り組むきっかけになったという。
その人はソ連駐在武官などを務め第2次大戦中は大佐としてソ連の情報収集に取り組んだ。
戦後の昭和30年代初めに菅沼氏は、公安調査庁参事官・資料課長になっていたその人と飲食をともにしながら情報収集活動の話を聴いて「これぞ男の仕事」と感銘する。
それを契機に公安調査庁に入って国際共産運動や朝鮮半島の情報活動に当たることになる。
そしていま痛感することは「先進国で日本だけが中央情報機構を持たない」ことへの強い懸念である。
外交問題にとどまらず国家にとって情報がないところで政策展開することは「国家の破滅になる」との思いを語る。
日本が敗戦から立ち直り経済大国に発展できたのも米ソ冷戦時代において米国が日本のソ連陣営入りを阻止するため「保護した結果」との認識だ。
世界が「弱肉強食時代に入った今」こそ、中央情報機構の必要性を説く。
また講演では今回の東日本大震災による福島第一原発事故と国際テロの関係についても強い懸念を示した。
福島原発事故で「原発の仕組みが全部公開された結果、どう攻撃すれば原発が壊れるかが分かってしまった」という。
このため「福島原発事故のあと注目されるのは核・放射能テロへの危険性」を指摘する。
さらに核保有国の思惑や食料、エネルギー危機に関する問題などについても自説を展開した。
その人はソ連駐在武官などを務め第2次大戦中は大佐としてソ連の情報収集に取り組んだ。
戦後の昭和30年代初めに菅沼氏は、公安調査庁参事官・資料課長になっていたその人と飲食をともにしながら情報収集活動の話を聴いて「これぞ男の仕事」と感銘する。
それを契機に公安調査庁に入って国際共産運動や朝鮮半島の情報活動に当たることになる。
そしていま痛感することは「先進国で日本だけが中央情報機構を持たない」ことへの強い懸念である。
外交問題にとどまらず国家にとって情報がないところで政策展開することは「国家の破滅になる」との思いを語る。
日本が敗戦から立ち直り経済大国に発展できたのも米ソ冷戦時代において米国が日本のソ連陣営入りを阻止するため「保護した結果」との認識だ。
世界が「弱肉強食時代に入った今」こそ、中央情報機構の必要性を説く。
また講演では今回の東日本大震災による福島第一原発事故と国際テロの関係についても強い懸念を示した。
福島原発事故で「原発の仕組みが全部公開された結果、どう攻撃すれば原発が壊れるかが分かってしまった」という。
このため「福島原発事故のあと注目されるのは核・放射能テロへの危険性」を指摘する。
さらに核保有国の思惑や食料、エネルギー危機に関する問題などについても自説を展開した。
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